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SLM1 WT (NeuN)#gray.tif

2025年:内容をリニューアルしました。
​(所属、連絡先なども最近変更されましたのでご注意お願いします。)

東海大学医学部
基礎医学系
生体構造学領域
脳神経医学分野

飯島崇利研究ユニット

成人の脳には約1000億個もの神経細胞が存在し、それらが精緻に連携して高次の精神機能を創り出しています。こうした複雑な脳構造と機能の形成には膨大な生命情報の統合が必要とされる一方で、ヒトの遺伝子数はわずか2〜3万個に過ぎません。限られた遺伝情報の中で、いかにして精密な神経ネットワークが構築され、精神活動が成立するのかを解明することは、現代神経科学の大きなテーマの一つです。


私たちの研究ユニット(東海大学医学部 基礎医学系 生体構造学領域・飯島崇利研究ユニット)では、これまで神経細胞の構造と機能の要となるシナプスや軸索に注目し、それらの動態を制御する分子メカニズムの解明に取り組んでいます。近年では、てんかん・自閉症スペクトラム障害(ASD)や統合失調症などの精神・神経疾患における神経回路の異常に着目し、疾患モデルマウスを用いた遺伝子発現・スプライシング制御の破綻、神経可塑性の異常、行動変容の解析を通じて、疾患の発症メカニズムに迫っています。
私たちは、分子・細胞・個体レベルの多層的な視点から、精神疾患の根本にある神経基盤の理解を進めることで、将来的な診断や治療戦略の構築につなげることを目指しています。


教育業務としては、2019年度から2024年度まで医学部医学科1−2学年次の分子細胞生物学領域を担当しておりましたが、2025年からは分子生命科学から生体構造学へ領域異動し、解剖組織学を担当しています。

(写真:RNA結合タンパク質SAM68の脳内発現の様子;Iijima et al., J. Cell Biology., 2014より抜粋)

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©2021 by 東海大学医学部基礎医学系分子生命科学領域。Wix.com で作成されました。

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